介護保険で福祉用具を利用する場合、ご利用者は市町村が行う要介護認定を受ける必要があります。要介護認定結果は、
大きく分けて『要介護者:要介護度1~5に属する者』、『要支援者:要支援1・2に属する者』に分けられます。
介護保険における福祉用具の利用方法には貸与と購入があり、それぞれ手続きがことなります。
※自動排泄処理装置『ダイアレット』は要介護4・5を保険の対象としています。
(ただし、要介護1~3の方でも、福祉用具を必要とする状態である場合は保険の給付を受けることが可能です。)
図1.福祉用具貸与の流れ
図2.介護保険における福祉用具貸与の利用手順(例
図3.福祉用具購入の流れ
図4.介護保険における福祉用具購入の利用手順(例
介護保険のサービスを利用するには、お住まいの市町村から要介護認定を受ける必要があり、要介護によって利用できるサービス内容・支給限度額が異なります。
※ 1単位=10円の場合で表示しています。お住まいの地域により単位あたりの単価が異なる場合があります。
状態区分 | 各状態区分の平均的状態 | 支給限度基準額 | |
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居宅サービス 費/月 |
福祉用具 購入/年 |
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要支援1 | ① 居室の掃除や身の回りの世話の一部に何らかの介助を必要とする。 ② 片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とすることがある。 ③ 排泄や食事はほとんど自分ひとりでできる。 |
50,030円 | 10万円 |
要支援2 | ① 身だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話に何らかの介助を必要とする。 ② 片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。 ③ 歩行などの移動の動作に何らかの支えを必要とすることがある。 ④ 排泄や食事はほとんど自分ひとりでできる。 |
104,730円 | |
要介護1 | ①~④は、要支援2と同じ。 ⑤ 問題行動や理解低下がみられることがある。 |
166,920円 | |
要介護2 | ① 身の回りの世話の全般に何らかの介助を必要とする。 ② 片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。 ③ 歩行などの移動の動作に何らかの支えを必要とする。 ④ 排泄や食事に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とすることがある。 ⑤ 問題行動や理解低下がみられることがある。 |
196,160円 | |
要介護3 | ① 身だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話が自分ひとりでできない。 ② 立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作が自分ひとりでできない。 ③ 歩行や両足での立位保持などの移動の動作が自分でできないことがある。 ④ 排泄が自分ひとりでできない。 ⑤ いくつかの問題行動や全般的な理解の低下がみられることがある。 |
269,310円 | |
要介護4 | ① 身だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話がほとんどできない。 ② 立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作がほとんどできない。 ③ 歩行や両足での立位保持などの移動の動作が自分ひとりではできない。 ④ 排泄がほとんどできない。 ⑤ 多くの問題行動や全般的な理解の低下がみられることがある。 |
308,060円 | |
要介護5 | ① 身だしなみや居室の掃除などの身の回りの世話がほとんどできない。 ② 立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作がほとんどできない。 ③ 歩行や両足での立位保持などの移動の動作がほとんどできない。 ④ 排泄や食事がほとんどできない。 ⑤ 多くの問題行動や全般的な理解の低下がみられることがある。 |
360,650円 |